迅速な意思決定&オペレーションのために #9(先んじる)
先んじる
「一歩先んじる」とは、他者とのやりとりにおいて後手に回らないよう周到に準備しておくとです。目的に関連する資材や要員に関して、予め調整をするなど、誰かが何かに気づいてアクションを取る前に、いつもなぜか先に動いていると思われるようになレバ、気が利くなぁ!!と信頼は倍増します。
「ハサミ持ってきて」と言われれば、ノリと定規を一緒に持って行くことで、相手の見方は変わってきます。システム開発の客先要件の取りまとめでも、「◯◯の場合も考えておきました」とか、お客様から「後で思ったんだけど◯◯も必要になったんだけど…」と言った場合でも、「きっとそうだろうと思ってご用意しています」となればどうでしょう。相互の信頼関係は確実なものになっていきます。
これは子供の時からのEQ(≒非認知力)の醸成にも関係がありますが、想像力を働かせることです。類推することとも水平思考とも言えるかもしれませんが、関係することをイメージすると割と簡単に出てきます。ナイフならフォーク、コーヒーにミルクと砂糖、パソコンにアプリケーションってところでしょうか。
こういったこと以外、一歩先んじることで獲得できることに、マウンドポジションが取れるという強みがあります。先んじることによる技術的優位性や市場への知名度が上がるため、さまざまな情報の入手が増え、多様な関係各所からの引き合い、依頼を獲得することが容易になるでしょう。この件ならあなたの会社ですよねっ、て言われればしめたものです。