生産性を高めるために必要なこと(2)

組織やチームにおいての目標の存在はとても大切ですが、手段が共有されないと、ゴールまでのプロセスはバラバラで、効率的なアプローチになりません。バラバラであればバラバラなだけ危険やリスクが発生し、そのための手段が異なルので、管理もそして対応するための費用もそれぞれに発生します。

またトップによる意思決定のリスクは、さまざまな視点からの検証を行うこができれば、そのリスクは有る程度提言することはできますが、トップ一人で決定するリスクは、現在の超情報化とそのスピードから危険すぎる選択になります。だからこそ経営会議ではさまざまな意見や状況から検討が行われ、最適解として最高責任者が選択することが求められています。

自分の意見と相手の意見が同じだと、話の展開は一見早そうですが、本当にそうでしょうか?

同じに見えルことでも、その領域と範囲においてどの程度同じなのかは、ほとんどわからないままです。以前会議の中でこんなことがありました。プロジェクトで人材問題を話していたのですが、途中までは話が噛み合っていたのですが、進むにつれ何か噛み合ってこない。そこで何について話をしているのか尋ねると、スキル不足について話をしている認識は一致しています。さらにスキルが不足している「スキル」の意味を正すと、一方は数としてのスキルで、スキルを要する人材型いないことをであり、一方は能力としてのスキル不足について議論をしていたのです。

ソフトウェアの開発現場でよく耳にしますが、要件定義とかけ離れたアプリケーションを製作したり、レビューの途中で要件不足だったり、要件の認識の違いによるはき違いが起きたり、元々の意図と違った認識によるミスロスは、数多くの手戻りを発生させています。

このような状況に至ってしまう原因を、一体何がたらすのでしょうか?

簡単いいえば、2つの要因があります。指示の仕方と、その受け取り方(認識レベルの)違いです。

一人ひとりの人間は全員異なる環境で今日まで育ってきています。仕事の経験レベルも当然異なります。恐怖や歓喜の受け方も、全く異なるのでから、同じで有るはずがないのですが、人は同じものを好む習性があります。正しく類は友を呼ぶです。