迅速な意思決定&オペレーションのために #18(Agile-7)

7. 数字によるコミュニケーション基盤づくり

デジタル化、そのためにまず取り組まなくてはならない「数値化」について、ここまで言及してきた。

当たり障りのない表面的な会話は、雑談力を付けるには役に立つかもしれない。でも組織やチームの中ではどうだろう。何のために年度や四半期の目標を立てているのだろうか。

絵に描く餅を描いているだけでは決してないはずだ。

そうでないのであれば、あなたのチームや組織には、数字で会話ができる組織基盤があるだろうか? なんとなくうまくいっている、なんとなく良くないなあ… これでは気づいた時には手遅れになります。何よりPDCAサイクルをスピード感を持って回すことはできません。

実数はもとより、感覚値をデータ化する。そしてこれらのデータを時系列に検討し、変化した理由を分析し新たな目標を設定する。

そしてこのサイクルを回し続けることが、数字で会話ができる組織基盤に欠かすことができないプロセスです。

毎日の情報の共有の中から、変化(新たな遅延やリスク等)を共有し、チーム間・組織間で連携することも、スピードに直結します。

でもどうすればそれができるのか、そのため何が必要なのでしょうか