倫理リーダーを育てる(19)◉あなたは人からどのように扱われたいですか?

#19

◉あなたは人からどのように扱われたいですか?

(認められたい)

「愛されたい」「大切にされたい」という気持ちは、おそらくすべての人にとって最も深い欲求です。そして、それと密接に関係しているのが、前回の「自分ができることで評価されたい」という気持ちですね。

自分の仕事に対するスキルや努力を評価されたいと思いませんか? 自分のやっていることが重要であることを知ることで、自信と自己価値が生まれます。あなたと一緒に働く人も、あなたのために働く人も、たとえ表に出さない人であっても、同じ気持ちを持っているのではないでしょうか。

「常に人の自尊心を高める手助けをしなさい」と、D.レアードはいっています。そして人に重要性を感じさせること、人の役に立つこと、役に立つことを助けることは、とても重要だと指摘しています。

(自尊心というと「あの人プライド(自尊心)高いから.. 」などと、少し眉をひそめる感覚を持たれる方もいるかもしれませんが、自分で自分のことを誇らしく思う心(自己肯定感)のことです)

ではそのためにはどうすればよいのか?

まずあなた自信が、部下や同僚、あるいは上司に対して「感謝の気持ちを伝える」ことから始めます。例えば機会があるたびに「ありがとう、いつも◯◯してもらって助かってます」とあなたの気持ちを伝え、可能な限り功績を称えましょう。

もちろんあなたの家族にもです。

そしてリーダーであれば、個人的に褒めるだけでなくそれを人前で褒めることが大切です。

そんなの恥ずかしい、今更言えないという気持ちもあると思います。

そんな気持ちを一旦横に置いて、感謝の気持ちを「具体的に」伝えてみてください。

周りを変えるためには先ず自分からって、昔から言いますよね(つづく)