みずほFGトップの会見から思うこと

みずほFG&銀行の行政処分に関する記者会見

一重に経営の問題として片付けられてよいものだろうか。

今まで努力?してやってきた結果が今回に至ったとは考えられないだろうか? 社内文化や行動規範的なものが変わらないまま、次のトップに引き継いても結果は変わらないのではないだろうか。行政処分の内容は、組織風土にも言及していると聞いている。

ソフトウエア開発においては、マルチベンダーかシングルベンダーかが問題ではない。予算の高い安いはあるが、これも問題の一部ではあるが主たる問題ではない。これから、つまりシステムを完成させてから、プロセスを考えていくことが問題だ。

はじめにプロセスを考えてからでなければ、どんなベンダーを使おうがシステムはできない。サービスモデルを徹底的に議論した上で、それを開発できるベンダーにはじめて依頼できる。安定稼働を実現できるシステムは、はじめから求める仕様として求める安定稼働のレベルが提供されていなければできるわけがない。発注者側にサービスイメージが無いままの、単なるベンダー依存に他ならない。社員はベンダーの提案を評価するだけ、トップへの説明はベンダーの責任者が行うよくあるパターンだ。

トップの組織に対するオペレーションへの理解が全く見受けられず、私としては全く理解できない答弁としか言えない。

企業風土の改善もそうだ。今まだ何をやってきたのか? 何かをやってきた結果が間違っていて、どこをどう直せば良くなるという、問題への正しい認識がなければ、これから何をしなければならないかが誰にも理解できず、意味を持たないだろう。例えばシステム障害は絶対あってはならない.. 誰もがわかっていることしか言えなければ、モチベーションは下がるだけだ(どこかの政府の答弁にも記憶があるが…)。危機感を持って色々と取り組んでいる.. じゃどうして同じ様なトラブルを繰り返すことになったのだろう? 危機意識が著しく無いか、あるいは社会的責任を放棄しているのかもしれない。

こんな発言もあった。企業風土を変えていきたいということが社員に伝わらなかった… どうして伝わらないのかを心底考えた経験がないのかもしれない?

数多の問題から課題を抽出し、戦略課題としてまず何をどの様に変えることが必須と考えているのか? おそらく徹底的に考え倒していないのだろう。具体的な目標数値も見えていないままだ。

心からお詫びを申し上げたい。でも本当によくするために頑張ってきていたら、痛恨の極みどころの話ではないだろう。一体どこが痛恨の極みだと思っているのだろうか? 強く逞しく社員が育ってきている… 責任者は一体どこを見ているのだろう。

現場と中堅そして経営の認識のGAPが、今回の問題をさらに拡大している気がする。

頭取が自社の人事部門の対応に苦言を呈していた。頭取が口にする言葉とは到底思えない。あるいは人事部門が強大な力を持ちすぎたとでも言いたいのだろうか。例えそうだとしても、あなたはリーダーであり頭取ですから。

ガバナンスが問題ではあるものの、取締役会や社外取締役の人選にそもそもの問題があるのかもしれない。指名委員会の人選にも問題がありそうだ。どんな基準で判定しているのだろう。